CD、55、ビックリ事件!

みなさま、ご無沙汰しています!
NYはすっかり夏で熱い日が続きます。
最近も幸い元気にやっているのですが、昨日は久しぶりに唖然とした出来事があったのでブログに書いてみようと思います。
その前に近況を。

最近出た、私参加のCDのお知らせです。

COALESCENCEというグループでの初CDで全曲ギターで参加、そして曲も一曲提供しています。

COALESCENCE.jpg

メロディアスでちょっと切ない青春の香りのする音楽です。

CD Baby, Amazon, iTunes

でご購入いただけます。是非聞いてみてください!

今週月曜は、久々にIris Ornigのバンドで55barで演奏してきました。SaxのJaleel Shawとはもうかれこれ7、8年ぶりの演奏で楽しくて嬉しかったです。ちなみにUoUのTake the 7 Trainに入っているJaliという曲はそのJaleelにちなんだ曲です。

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そんな感じでいい週の始まりで、火曜も仕事して、

ここからがビックリの始まり。

水曜は、ここ2年半ほど自分のトリオでレギュラーでしているSprigでの演奏。
その日は、貸し切りパーティーだったのですが、どうやらそのパーティーは元NY州知事でスキャンダルで退任したエリオット・スピッツァーの政界復帰へ向けてのキャンペーンのためのパーティーだったよう。本人も報道人らに囲まれ登場、まー私は選挙権もないし彼に興味も特にないのでいつものように演奏を楽しみました。

ところでその日、最近会っていなかったレストランのマーネージャーから『話があるから来て』とのことで話を聞いてみると、どうやらそのSprigがいろいろ問題があり店を閉めるとのこと。
『演奏は来週までで終りね。』
ということで事実上の解雇宣言。

最近レストランも景気が悪そうだとは感じていたし、いつか来るとは思っていましたがとうとう来ました。
毎週水、木のレギュラーの仕事が無くなるのは痛い、しかも夫婦で同じバンドで働いているので収入減のダブルパンチ!フリーランスのミュージシャンとして活動してもう11年こういうことは何度か経験し、覚悟もできてるのですがいざ現実となるとこの先の生活にちょっと不安がかすめます。
まー生活はどうにかするしかないので、あと次の日の木曜、そして来週の2日間、感謝をこめて楽しんで演奏しようと思っていました。

そして次の日(昨日)、せっかくだからできたばかりの新曲試そうかなとか、バンド3人で呑気に仕事場にいくと。
暗い。。んっ、店にだれもいない!
嫌な予感。。

そこでビルの警備のおじさん一言、
”Sprig doesn’t exist anymore.”  
直訳『スプリグはもうそこに存在しない』

えっ!

『今日の6時以降はもう入っちゃだめだから今のうちに荷物全部もって行きなさい。』
とのこと。

混乱しつつも、お店においてあった自分のアンプと譜面台をとりにいく。
アンプの置いてあるキッチンのドアの前には一人警備員が立っている。
アンプを取りに来たというと扉を開けてくれた。その警備員によるとどうやらSprigは今日、破産宣告をしたとのこと。

荷物をまとめたあとは3人で呆然とミーティング。店の内情に詳しいドラムのアンソニーの話では、いろいろなお店の暴露話を聞く。どうやら私のような呑気でお気楽なミュージシャンはまったく想像していなかった、政治、いろいろな汚れた、醜い欲、嘘、そして争いがあったらしい。
お店のマネージャーに電話するが、あとでかけ直すと言われ電話を切られた。
たぶん予約していたのか、お客さんも入り口付近で戸惑っている。

そこで警備員そのお客さんに向かって再び、

”Sprig doesn’t exist.”  
直訳『スプリグはそこに存在しない』

そうかもう存在しないんだ。。

アンソニーに聞かれる。
『昨日もらったチェック(小切手)はもう現金にした?』

私、『まだ。。やばい!』
ということでもう銀行はしまっているのでATMに走り自分の口座にいれる、そして不渡りにならないことを祈る。

そんなわけでまーしょうがないので家へ帰ることにする。
最後にいつもは無愛想で感じの良くない警備の人に、
『いつも音楽とても楽しんでたよ。』
と言ってくれてなんか救われた気持ちになった。

そんな感じでSprigでの2年半のレギュラーギグはTVドラマのように突然の終焉を迎えました。
久里子と、アンソニーで週3日そしてここ2ヶ月間は週2日演奏する場があったのは本当にありがたいことだったと思います。

”When one door closes… Another one opens”
『一つの扉が閉じるとき、もう一つの扉が開く』

ということでこれからの活動の扉をじゃんじゃん切り開いていこうと思います。
皆さん仕事ください!!
最後にこの今では貴重となったSprigでの演奏をお楽しみください!

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